角居厩舎、引退前最後の2歳馬、ペドラフォルカは8月デビュー(POGブログ西)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。これからのデビューに向けて準備を進める若駒を中心に東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 来年2月の引退を発表している角居厩舎。最後の世代になる2歳馬のデビューが着々と近づいてきた。初陣はペドラフォルカ(牝、父ディープインパクト、母サトノジョリー)になりそうだ。6月18日に栗東入厩して、7月3日にゲート試験を合格。8日に入厩後の初追い切りをDPで行い、5F69秒6-39秒3-12秒1をマークした。小滝助手は「初めてにしては動いていたと思う」と笑顔。「フットワークが大きくて、馬体重(推定430キロ)以上に体を大きく見せている。母は主にダートで活躍をしたが、いかにもディープ産駒の牝馬っぽく切れる脚を使えそう」と大きな期待を寄せている。今後の調教の進み具合で変わる可能性もあるが、今のところデビューは8月9日の新潟・芝1600m(牝馬限定)を福永で予定している。

 今週の注目新馬は、前回取り上げたダノンシュネラの僚馬サドルロード(牡、池江、父オルフェーヴル、母コナブリュワーズ)。18日の阪神・芝1400mでのデビューを予定している。3週続けて併せ馬で追われ、徐々に調子を上げてきている様子だ。9日は稍重馬場の芝で斎藤を背に(レースは未定)3頭併せを行い、6F81秒5-37秒9-12秒5。師は「まだしまいがピリッとしないが、血統的にはこのくらいの距離が合っているし、気性面も悪そうなところはないからね」と、順調な調整過程に納得の表情。祖母アンブロワーズ、母、異父姉カイルアコナも芝の1200m~1400mで活躍をしており、初戦から楽しみだ。

 6月の阪神新馬戦を快勝したフラーズダルム(牝、松永昌)は、新潟2歳S(8月30日・新潟、芝1600m)に向かう。(馬三郎栗東支局・塩手)

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