【七夕賞】ウインイクシード、鋭い反応&伸びでアピール 晩成タイプで仕上がり万全

  「七夕賞・G3」(12日、福島)

 6歳にして成長中のウインイクシードは8日、美浦Wで鋭い走りを披露した。アシャカダイキ(6歳オープン)を約5馬身追走。序盤はゆったりとしたペースで折り合い、直線に入ってから、鞍上がゴーサインを出すと瞬時に反応した。重い馬場でもシャープに脚を伸ばして、5F68秒1-40秒2-12秒9をマークして併入。全体時計は目立たないが、久々を感じさせない鋭い走りが目を引いた。

 動きを見届けた鈴木伸師は「順調に来ているね」と納得の表情を浮かべ、「先週にしっかりやっているし、これくらいでいいと思う」と万全の仕上がりを強調する。デビューから長めの距離を中心に使われてきて、決して出世のペースは早くなかったが、着実に力をつけてきた晩成タイプ。今年1月の中山金杯では頭差の2着に善戦し、タイトル獲得が目前まで迫ってきた。

 ハンデはその中山金杯から1キロ増の56キロ。「ハンデはそんなものでしょう。ただ、馬場は乾いた方がいい。前走はだいぶノメっていたからね」とトレーナーは良馬場での戦いを希望した。

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