【プロキオンS】サンライズノヴァG1馬の底力発揮へ!右回りも心配無用

 「プロキオンS・G3」(12日、阪神)

 格の違いを見せつけたい。サンライズノヴァは19年の南部杯で悲願のG1初制覇。それまでは高い壁に跳ね返されてきたが、音無師が「トモがパンとしてスタートを決められるようになった」と話すように、ゲート難を克服したことが好結果につながった。今年に入ってもフェブラリーS、かしわ記念でも3着に食い込むなど、存在感を示している。

 帝王賞を除外されて臨む一戦だが、中間の調整過程は順調そのもの。一週間前追いは、栗東坂路で4F51秒9-13秒0(一杯)。ミッキースピリット(4歳オープン)と併せて0秒1遅れたが、しっかりとした脚さばきで自身の動きは悪くない。引き続き好状態をキープ。生野助手は「併せた馬の横でじっとしていただけ。動きは良かったし、うまく仕上がっている」と納得の様子。6歳でも「衰えは感じさせない。しっかり力をつけていると思う」と充実ぶりに頬を緩めた。

 右回りは17年師走S2着(中山)以来。「ただ長い直線が合っているから(東京などを)狙って使っていただけ。距離も千四はベストのイメージだし、舞台は問題ない。(松若)風馬もよく分かっている馬ですからね」。心配は無用だろう。

 斤量は他馬よりも重い59キロだが、これはG1を制して得た“勲章”でもある。「重い斤量は経験したことがありますからね。しっかり脚を使いますし、どんな競馬をしてくれるか楽しみ」と同助手。19年は4着に終わったが、20年は迎え撃つ立場。自慢の末脚でライバル一蹴といく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス