橋田師好感触、ディアドラ“大一番”へ弾みつける!

 決戦が迫ってきた。エクリプスS・G1(5日・英サンダウン)で昨年のナッソーS以来、英G12勝目を狙うディアドラ(牝6歳、栗東・橋田)。連覇を目指すエネイブルを筆頭に、ガイヤース、ロードノース、ジャパンなど相手は強力だ。

 「フランス勢を除いて、凱旋門賞に出るようなフルメンバーがそろいました。非常に手ごわい」と橋田師は分析する。コロナ禍で現地入りできなくとも、馬の様子は送られてくる映像で毎日確認。「最終追い切りの動きも良かった」と好感触だ。

 当初はプリンスオブウェールズSなども視野に入れていたが、「アスコットは何度も走っているし、凱旋門賞のコースにより近いサンダウンの方がいい」と、大目標を見据えてレースを選択。「小さい起伏がたくさんあって肉体的にも、精神的にもタフじゃないと走れませんが、そういう調教はしてきているので」と期待は大きい。

 「海外は日本とは別物。それでも対応して、日本馬の可能性を証明してくれていると思う。今回のメンバーで善戦できれば、本番に直結する」。世界と戦い続ける“なでしこ”が、大一番に弾みをつけるか-。(デイリースポーツ・大西修平)

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