【地方競馬】優駿スプリントはスティールペガサス 村神様「スプリント重賞でも通用」

 「優駿スプリント・S2」(23日、大井)

 3歳の快速自慢がそろった一戦。前哨戦のトライアルを完勝したカプリフレイバーが一歩リードしているが、狙ってみたいのは◎スティールペガサスだ。

 その優駿スプリントトライアルでは1秒2差の4着と離されたものの、初めてのスプリント戦に戸惑った感もあった。スタートこそ出たが、二の脚がつかずに位置が下がってしまったのが痛かった。それでも、行き脚がついてからの追い上げは目につき、不良馬場の中で直線、外へ出してからの脚も印象に残った。

 それが証拠に、続く古馬混合戦では序盤の行きっぷりが良化。スッと好位につけると、4角手前では前を行く5頭を射程圏。直線ではうまく前があいたのもあったが、上がり2位の末脚を発揮。スプリント戦で7勝を挙げる1番人気馬を、外から並ぶ間もなく差し切った。持ち時計も大幅に更新し、スプリント重賞でも通用する力を十二分に示した。

 その後も元気いっぱいで、直前リハでは併走馬を圧倒。さらなる上昇を印象づけた。そして何より、コンビを組むのは地方競馬界が誇るレジェンド・的場文。ことに前走の直線では全盛時をほうふつとさせるような、上半身を激しく上下させる“的場ダンス”が、豪快にさく裂した。

 3戦連続のスプリント戦。9月で64歳を迎える鞍上も、前走Vで自信を持って挑んでくることは必至。梅雨の時季で降り続ける雨も前々走で克服済み。同型もそろった重賞戦で“カプリ包囲網”が厳しくなれば、もってこいだ。その背後から再び“的場ダンス”がうなりを上げる。

 馬連で(2)-(7)を大本線に、(2)-(1)(3)(5)(6)(11)(14)(16)へも少しずつ流したい。もちろん(2)の単勝も買う。(デイリースポーツ・村上英明)

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