アークライトはルメールで函館デビュー(POGブログ東)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。これからのデビューに向けて準備を進める若駒を中心に東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 先週の東京はとんでもない極悪馬場での競馬となった。2歳馬にとって少しかわいそうな馬場となりましたが、それにしてもなかなか評判通りにいかない競馬が続いていますね。なかなか難解な出だしです。

 先週の東京・芝1800mを制したのはユーバーレーベン(牝、手塚)。父ゴールドシップは今年が2世代目ですが、とにかく重い馬場に強いことがだいぶ知られてきましたね。抜け出したグアドループ(牡、田村)をゴール前できっちりとらえる内容。重馬場も得意なのでしょうが、今後も楽しみな存在です。洋芝が舞台となる札幌2歳Sが目標とのこと。

 土曜の芝1400mは1番人気ノックオンウッド(牡、堀)が勝利。フランケル産駒らしい気持ちが入ったいい周回をパドックでも見せていました。次走は未定ですが、距離は短めが合いそうなタイプですね。

 函館では土曜の芝1000mでリンゴアメ(牝、菊川)が勝利。こちらは函館2歳Sを目標とのこと。

 今週の芝1600mでのデビューを予定していたアークライト(牡、藤沢和、父ディープインパクト、母ヒストリックスター)は悪くなっている馬場状態などを考慮して函館に予定を変えました。7月5日の函館・芝1800mでルメールが手綱を取る予定。そこに予定を1週前倒してきたのがカランドゥーラ(牡、藤沢和、父モーリス、母ラストグルーヴ)。兄たちは堅実に走っていますし、こちらも活躍が楽しみな良血馬ですね。

 そして来週はいよいよ東京競馬の最終週となりますが、どうやら新馬戦はどのレースも除外が出るくらいの頭数となりそう。

 兄姉が堅実な活躍を見せるロイヤルパフューム(牝、青木、父オルフェーヴル、母リリウム)は美浦に帰厩。7月19日の福島での牝馬限定戦、芝1800mを目指して調整される。

 アランデル(牡、大竹、父ハービンジャー、母ガラディナー)は函館に入厩して、アークライトと同じ7月5日、芝1800mを目指す。鞍上は池添。

 コスモカルティエ(牡、武藤、父Gleneagles、母Expensive Date)は育成時代に坂路で素晴らしい動きを見せていたという馬。こちらは来週の東京・芝1600mでデビューする。当初は武藤の予定だったが、騎乗停止のため柴田大が騎乗する。(馬三郎美浦支局・木村)

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