【ボート】岡崎恭裕がイン逃げで自身3回目のG1制覇

 「大渦大賞・開設67周年記念、G1」(11日、鳴門)

 圧倒的人気を背負った1号艇の岡崎恭裕(33)=福岡・94期・A1=が、インからコンマ05のトップSを決めて堂々押し切った。G1戦は18年4月のからつ周年以来で、3回目。通算では44回目の優勝となった。

 岡崎が“エース機”の力を存分に生かして、鳴門での初Vを手に入れた。前検から相棒の11号機は抜群の手応えだったものの、今節はSで苦戦していた。しかし、最後の最後はインからコンマ05のトップSを決めて先マイ。1周2Mでは、瓜生が迫ってきたが、「パワーダウンも全くなく、引き離せると思った」と冷静で、結局そのまま押し切った。

 4日目からは3連続のイン逃げで締めくくった形になったが「インは得意じゃないので、ちょっとは自信に(なった)」と笑顔を見せた。超抜の11号機は来月のSG・オーシャンカップ(7月21~26日)でも注目の的になりそうだが、「僕も引きたい」と、頼りになる相棒との再会を願った。

 この優勝で全国のレース場24のうち、22場目の優勝(残りは徳山、びわこ)を果たした。さらに来年3月に地元の福岡で開催されるSG・クラシック(3月23~28日)の出場権も獲得した。「マイペースに、レースには気持ちを込めていきたい」。大満足のG1Vを糧に、さらなる躍進を誓った。

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