「安田記念・Ｇ１」（７日、東京）

　再びチャンプの座へ－。上半期の最大目標と位置づける一番に向け、インディチャンプがしっかりと準備を終えた。「追い切った後も変わらず順調に来ています。前走後、いったん放牧に出して帰厩。戻ってから３本しっかりとやれましたからね」と音無師は胸を張った。この中間は、超ハイレベルな争いとなることを意識し、あえて攻めのメニューを展開。見届けた指揮官は、その成果を実感して期待を寄せる。快勝した前走のマイラーズＣから一段上の状態。そう考えていい。

　馬番は過去１０年で２勝（１５年モーリス、１６年ロゴタイプ）している６番に決定。師は「真ん中ぐらいで、いいと思いますよ」と口元をほころばせ、「状態もいいですからね」と結んだ。昨年は史上７頭目となる同一年の安田記念＆マイルＣＳ制覇を達成。とりわけアーモンドアイを府中で打ち倒したシーンはハイライトだった。頼れるダービージョッキーを背に、連覇を目指して決戦の地へ向かう。