【葵S】快速ビアンフェ完勝!コントレイルにバトンつなぐV
「葵S・重賞」(30日、京都)
スピードが違った。1番人気のビアンフェが函館2歳S以来となる重賞2勝目をマーク。好スタートからハナに立つと、ラップを緩めずに直線へ。最後は首差詰め寄られたが、先頭を守り切った。
「改めて速いなと思いました。すごいスピードですね」。7戦全てでコンビを組む藤岡佑も目を丸くするほどの快速ぶり。控えるプランもあったが、「ゲートも一番速かったし、スピードが圧倒的に違ったので行きました」とパートナーの武器を信頼し、最大限に生かした。中竹師も「完勝だったね。引っ張ったままで(前半3F)33秒5だから」とたたえた。
日ごとにたくましさを増している。この日の馬体重はデビューから56キロ増の558キロと過去最高。「6戦連続で増えているのに太くない。千四、千六の経験も生きているし、上の舞台でも活躍できるように成長していければ」と主戦が期待を込めれば、トレーナーも「スプリントG1を目標に」と古馬撃破を描く。
同じノースヒルズ生産馬で、無敗2冠達成が懸かるコントレイルに、弾みをつける勝利にもなった。