【日本ダービー】ウインカーネリアン波乱の使者だ 前走再現で大金星の可能性十分

 「日本ダービー・G1」(31日、東京)

 ウインカーネリアンが波乱の使者となる。皐月賞は2番手からしぶとく踏ん張り、見せ場をつくって4着。馬券には絡めなかったが、17番人気の低評価を覆す内容だった。鹿戸師は「うまく流れに乗って、いい競馬してくれました」と振り返った。中間の調整も順調。「体つきは良くなっていますし、使うごとに力をつけています」と成長ぶりに目を細める。大一番に向けて状態は上向いている。

 今週から東京競馬場はCコースを使用。今開催は時計が速く、前が止まらない傾向だが、傷んだ内側の部分がカバーされたことで、先行有利に拍車がかかるのは明白だ。19年は12番人気のロジャーバローズが、2番手から押し切り、見事に頂点に立っている。

 8枠18番と極端な枠となったが、指揮官が「自分のリズムで運べれば、頑張ってくれると思います」と話すように、前走のような形になれば、大金星を挙げる可能性も十分。引き続きコンビを組む強心臓の田辺なら、中途半端な競馬はしないはず。有力馬がけん制し合うのを尻目に、粘り込みを図る。

 先週のオークスでは同じ“ウイン”軍団のウインマリリン(7番人気)が2着、ウインマイティー(13番人気)が3着と激走した。今週も同じ冠名が大舞台で存在感を示す。

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