【日本ダービー】サリオス、仕上がり途上の前走から一段階成長!レーンも好感触

 「日本ダービー・G1」(31日、東京)

 皐月賞2着からの反撃を期すサリオスが28日、美浦Wでの併せ馬で最終リハを敢行。終始馬なりだったが、じっくりと乗り込まれて状態面に関して不安はない。コンビを組むレーンも、日本でのクラシック初制覇へ意欲を示した。

 サリオスはレーンを背に美浦Wで先導役のセントレオナード(4歳2勝クラス)の2馬身後方から追走。直線でも鞍上の手綱はがっちりと押さえられたまま。派手なアクションは一切なく、首差遅れたものの4F54秒7-40秒4-12秒9をマークした。

 4週続けて追い切りに騎乗したレーンは「レースに向けて気分よく走れた。反応も良かったし、前の馬に近づくにつれファイトした。仕上がりはいい」と確かな手応えをつかんだ様子。森助手も「先々週、先週としっかり負荷をかけ、心肺機能はできている。心身ともにいい状態で迎えられます」と万全の仕上がりを強調した。

 朝日杯FS以来の休み明けで臨んだ皐月賞は、コントレイルとびっしり競り合った末、半馬身差及ばず2着。同助手は「力は出し切ったと思います。ただ朝日杯の後、一度しっかり緩めた分、仕上がり途上だった面があったかもしれない。今回は一段階上がった状態と思います」と体調面の上積みを感じている。

 前走でも課題とされたのが距離。今回はさらに2F延びるが「掛かることなく操縦性が高い。騎手の思うように乗れるのは強みだと思う」と同助手。レーンも「レースへ向けた準備は万全。(2400メートルは)耐えられる」と自信を隠さない。

 レーンにとっては、1番人気サートゥルナーリアで4着に終わった昨年のリベンジの意味合いもある。サリオスに乗るために来日した助っ人は「ベストを出せればいい勝負ができる」と気合満点。人馬とも胸に秘めた熱い思いを大一番にぶつける。

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