【日本ダービー】コントレイル無敗2冠へ加速 矢作師「何も言うことはない」
「日本ダービー・G1」(31日、東京)
コントレイルが20日、栗東CWで躍動した。ステイフーリッシュ(5歳オープン)を5馬身ほど追走する形から、ラスト1Fは仕掛けられると、力強い反応で1馬身先着。6F79秒9-37秒5-12秒3と順調さを伝えるには十分な動きだった。
感触を確かめた福永は「予定していたよりも少し時計は速くなったけど」と前置きしながらも、「無理しているわけではないし、至って順調です。(状態は)上がってきている感じ。動きはしっかりとしていた」と納得の表情を浮かべた。
矢作師も文句なしの様子。「何も言うことはないな。今週はこれぐらいの負荷をかけたかったから。何より順調に来ているのがいい。中間はテンションを上げないように調整していますが、うまくいっている」と仕上がり過程に不安はない。
皐月賞でサリオスとの無敗馬対決を制して堂々と1冠目を手中にした。「私を含めて厩舎スタッフを一走ごとに自信をつけさせてくれるし、課題もクリアしてくれる」と指揮官も、能力の高さに信頼を寄せる。父ディープインパクト以来15年ぶりとなる無敗の2冠制覇へ。さらに勢いを加速させる。