【オークス】ウインマリリン今までで一番の出来 ド迫力の3頭併せ

 「オークス・G1」(24日、東京)

 最少キャリアVを狙うデゼルは20日、栗東坂路を軽やかな脚取りで駆け上がり、万全の仕上がりをアピールした。ウインマリリンは美浦Wで、同レースに出走する僚馬2頭と3頭併せ。キビキビとした動きを見せた。

 雨上がりの美浦Wで行われた“手塚3人娘”による迫力満点の追い比べ。真ん中に挟まれたウインマリリンが20日、食い下がる内インターミッションを直線中ほどで1馬身振り切り、最後は外マルターズディオサに手応え優勢のまま併入。5F68秒2-39秒0-12秒6を計時した。

 「操縦性が高く、自由自在な馬。真ん中に入ってもエキサイトすることがないので」と手塚師は調教の意図を説明した。馬上には横山武。今回は騎乗停止のため父・典弘に本番の手綱を譲ったが、あえて最終調整を任せた。「上昇度を感じてもらいたかったので、乗ってもらった。“今までの中では一番感触が良く、いい状態ですね”と言ってくれた」と期待通りの答えを得て、満足そうにうなずいた。

 フローラSで本番と同じ、東京コースを経験できたのは大きな強み。しかも強風が吹き荒れる悪コンディションの中でのVだ。「改めて、どういう状況の中でも力を発揮できることが分かった」と収穫もあった。

 G1初挑戦。桜花賞馬を筆頭に強敵が居並ぶが、「一戦ごとに思っている以上の成長を見せてくれる。お父さん(横山典)は大一番に強いからね。チャンスをモノにしたい」と腕をぶす。名手の導きで勲章をもぎ取りたい。

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