【大阪杯】ワグネリアンがG1・2勝目へ 安田助手「状態良く順調」枠順も問題なし

 「大阪杯・G1」(5日、阪神)

 同じ久々でも今年は順調度が違う。ワグネリアンは2年連続の参戦で、昨年3着は神戸新聞杯V以来、6カ月半ぶりだった。今回もジャパンC3着から4カ月半の休み明けだが、疲労のために天皇賞・秋を見送って臨んだ昨年とは違い、当初からここを目標に調整してきた。安田助手は「放牧帰りの状態が良く、順調に乗り込めた。どこにも注文はないですね」と歯切れがいい。

 「以前は疲れが出やすかったけど、今回は中間も疲れはないですね。そういう意味で成長を感じます」。体質が強化したことで、これまで以上に攻めた調整が可能になった。その一方、「減っていた馬体も戻っていい感じです」と話す通り、事前発表馬体重で476キロ(前走は458キロ)まで回復。全く緩みはなく、アバラは浮き、張りや毛ヅヤも文句なし。力の出せる万全の態勢に仕上がった。

 主戦の福永Jが「落ち着いている」と話す通り、精神状態に不安がないのも何より。「スタートが特別速い馬ではない。4番ならいいんじゃない。偶数だしね。極端な内は嫌だったから」と枠順も歓迎する。発馬を決めてロスなく運び、余力十分に直線に向ければ、きっちりと勝ち負けに加わってくるはずだ。

 「競馬に行くと100%以上の力を発揮してくれる馬。今年は去年以上のパフォーマンスが見せられると思う」と、全国リーディングトップを走る友道師も自信を持って送り出す。G1・2勝目へ、機は熟した。

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