【大阪杯】クロノジェネシス仕上がり万全 馬体成長で「大人の女性に」

 「大阪杯・G1」(5日、阪神)

 余裕の先着で好仕上がりを誇示した。クロノジェネシスは1日、栗東CWでリュヌルージュ(5歳オープン)と併せ馬。2馬身追走で前半は折り合いに専念し、直線も手綱を押さえたまま。馬なりで5F68秒7-37秒3-11秒6をマークし、首差先着を決めた。またがった北村友は「ペースの遅い中、折り合いも我慢できていた。力強さが出てきた」と満足げだった。

 5カ月ぶりだった秋華賞を20キロの馬体増で制し、3カ月ぶりの前走も12キロ増でVを決めた。「昨年の今頃よりも体がひと回り、ふた回りも成長して大人の女性になった」。斎藤崇師は休むたびにたくましさを増す姿に感心する。

 馬体重の増加だけではない。地力強化の証しは、牡馬相手だった前走の京都記念Vにも表れている。主戦は「シンプルに強かったと思う。折り合いが気に掛かるところだったけど、レースは大丈夫だった」と課題をクリアした内容に自信を深めた様子だ。

 充実一途の4歳牝馬。「牡馬相手でも負けない精神力がある。北村ジョッキーも一番よく知ってくれているので」と指揮官。思いを託された鞍上も「デビューからずっと乗せてもらっているし、力を100%引き出せるように。強い絆を持って乗りたい」と力強くうなずく。2つ目のビッグタイトル奪取へ、準備は整った。

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