【フィリーズR展望】ヤマカツマーメイド権利奪取だ

 「フィリーズR・G2」(15日、阪神)

 中心は阪神JFで5着に善戦したヤマカツマーメイド。最内を生かしてロスのない競馬。上位勢に迫るまではいかなかったが、直線でジリジリ伸びてハイレベルの相手に掲示板確保は胸を張れる。ここまで2勝を挙げているが、桜花賞出走を確実なものにするためには、ここでの権利獲得が必須条件。阪神JF上位組が不在なら確勝級だ。

 ヒメノカリスはアルアインの全妹という良血だ。初戦こそ3着に敗れたが、未勝利戦で後続に3馬身半差をつける圧勝劇を披露した。「2戦目は力通りという内容でした」と池江師。短期放牧を挟み、ここを目標にきっちり乗り込まれてきた。新コンビを組む武豊の手綱にも注目したい。

 フェアリーSは1番人気で6着に敗れたアヌラーダプラ。中団から直線で満を持してスパートをかけたが、思ったほど伸び切れなかった。騎乗したルメールが「距離が長いみたい」と話したように、マイルは微妙に長い印象。2走前の1勝クラス(芝1400メートル)では、上がり33秒3の決め手で快勝。条件変わりで反撃に出る。

 マテンロウディーバは母が英G1馬で、叔父に国内外のG12勝のサトノクラウンを持つ。デビュー戦は好位追走から直線内を突いて快勝。2戦目の紅梅Sは後方で待機し、直線で狭いところから、メンバー最速の上がりで3着。前残りの展開を思えば評価できる。

 万両賞を逃げ切って2勝目を挙げたカリオストロ。マイペースで運べたのが大きかったが、勝ちタイムの1分20秒4は2歳レコードを0秒1更新する優秀なもの。力がないとできない芸当だ。阪神芝1400メートルで2戦2勝と舞台適性も高く、休み明けでも軽視は禁物。

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