中山競馬場でJRA初の無観客 騎手「声援なかった以外は一緒」
千葉県船橋市の中山競馬場では29日、JRA設立後では初めてとなる無観客でのレースが行われた。がらんとした巨大なスタンドの前を馬たちが駆け抜けるひづめの音、騎手が振るうむちの音が空気を震わせ、実況アナウンスがこだました。
午前10時すぎに行われた第1レースはアコルドエールが逃げ切り勝ちを収め、1番人気に応えた。騎乗した丸山元気騎手は「パドックを周回している時は違和感がありましたが、最後の直線は声援がなかった以外いつもと一緒。勝ったといううれしさは同じです」と話し、特に戸惑いは感じなかったようだ。
中山競馬場には開門時、数人のファンが知らずに来ていたという。