【競輪】奈良で記念初の無観客開催 初日1Rの売上は昨年の約40%と大幅減

記念競輪で初めて無観客開催の奈良競輪
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 「春日賞争覇戦・G3」(27日、奈良)

 記念競輪で初めての無観客開催となったG3が27日に開幕。車券は奈良競輪だけでなく、ほかの競輪場、専用場外などでも発売せず、インターネット(民間サイトを含む)、電話投票だけの発売に。それでも、本場での大きなトラブルはなく1Rが行われた。

 奈良競輪はグレードがF1以上の開催時に最寄りの近鉄平城駅に急行が臨時停車するが、この日はもちろん通過。同駅には警備員を配置し「奈良競輪は無観客開催です」と降車客に伝えていた。

 入場門まで訪れる競輪ファンはおらず、ひっそりとしていた。当然、場内は関係者のみ。静まりかえる中、1Rの号砲が鳴った。

 レースは赤板(残り2周)から石口慶多(兵庫)が先行。4番手を確保していた津村洸次郎(福岡)がまくり上げてきたが、石口マークの筒井裕哉(兵庫)が番手まくりを敢行。津村との踏み合いを制して、1着でゴールした。

 勝者の筒井は「メッチャ寂しいですね。発走機についても、何の音もないですから」と複雑な表情。続けて「いいとき(1着)くらいは(観客が)いてほしかったですね」と真情を吐露した。

 初日1Rの売上額は2132万6900円。昨年(2019年2月16日)の初日1Rは5305万3700円から比較すると40・1%。昨年の初日は土曜日だったことを考慮しても、大幅減となった。

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