【中山記念】ウインブライトがV3へ軽快リハ ミナリクJRA重賞制覇「夢見てきた」

 「中山記念・G2」(3月1日、中山)

 同一重賞3連覇に向け26日、ウインブライトが美浦Wで最終リハを行った。馬の行く気に任せたものだったが、しっかりとしたフットワークで出走態勢は文句なし。今後に控える海外遠征にも弾みをつけたいところだ。インディチャンプ、ダノンキングリーも馬なりで好仕上がりをアピールした。

 昨夜からの降雨でぬかるんだ美浦W。そんな悪条件も関係なしとばかりに、ウインブライトが軽快なフットワークを披露した。向正面からゆったり発進すると、灰色の馬体を弾ませて直線へ。鞍上の手綱はピクリとも動くことなく、上手に頭を上下させながら、気持ち良さそうにゴールを駆け抜けた。

 タイムは5F64秒9-38秒5-12秒7。3週連続で追い切りに騎乗したミナリクは「先生からは“先週しっかりやってあるので、最後はジョッキーのフィーリングに任せて”と言われていたが、精神的にも動き的にも先週より良かったし、ほぼベストの状態」とうなずく。主戦・松岡の落馬負傷で回ってきたチャンス。「能力の高い馬。(中山記念を)2回勝っている姿を見て、よし、今年も勝つぞ!と思っている。中山と香港で勝ったレースはもちろん、負けたレースも、VTRを見ていろいろと分析している」と準備は万端だ。

 鞍上にとってはJRA重賞初制覇も懸かる。「日本で重賞を勝つのが夢。(短期免許で来日した)この3年、同じ夢を見てきた。それが日曜にかなえば最高。強いメンバーもそろい簡単じゃないが、自信を持って乗りたい」と力を込めた。

 これまで松岡と“二人三脚”でブライトを鍛えてきた畠山師は「一番悔しい思いをしているのは松岡でしょう」と思いやり、「19年、(マイルCSから直行で)中山金杯を勝った時の出来にあります」と仕上げに胸を張った。このあとはドバイ、香港遠征が控える。「前半3戦。頑張ってほしい」。同一重賞3連覇で勢いをつけ、海を渡る構えだ。

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