サトノインプレッサ連勝 ファルコニアは人馬きょうだい同日V(22日POGブログ西)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。すでにデビューしてクラシック戦線を見据える良血馬から、これからのデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 15日のあすなろ賞はディープインパクト産駒のファルコニア(牡、栗東・角居)が、後方からメンバー最速の上がり3F36秒3の末脚を発揮。2着馬とのたたき合いを制して鼻差Vを決めた。レースを振り返って、藤岡佑は「目の前の人気馬を見ながら、いいリズムで運べました。まだ馬体も気性も幼いけど、全兄(トーセンカンビーナ)よりも乗りやすかったですね」と笑顔で話した。次走はスプリングS(3月22日・中山、芝1800m)を予定。ちなみに、直後の京都10R・松籟Sでトーセンカンビーナが藤岡康を背にV。同日に馬&騎手のWきょうだい勝利という珍記録を達成している。

 先週の矢作厩舎は3歳1勝クラスで2勝。芝、ダートの両方で勝ち星を挙げた。15日の京都1勝クラス(ダート1800m)はアメリカンファラオ産駒のダノンファラオ(牡)が4馬身差の圧勝。2番手追走から4角で早めに立って、そのまま押し切った。久保助手は「初めての当日輸送とコーナー4つのコースでしたが、クリアしてくれました。収穫の多いレースでした」と成長力に笑みを浮かべる。次走は伏竜S(3月28日・中山、ダート1800m)を予定。「まだ馬体に余裕があったし、これからもっと良くなりそう。オープンでも楽しみ」と期待を寄せた。

 16日のこぶし賞(芝1600m)はサトノインプレッサ(牡、父ディープインパクト)が最後方追走から目の覚めるような末脚で差し切りV。川島は「まだ幼い分、向正面では力んでいましたが、すぐにおさまりました。いいリズムで走れていたので、あの位置でも心配はしていなかったです。最後は期待通りの脚を見せてくれました」と強い勝ちっぷりに目を細めた。今後に向けて「サプレザの子で血統的にはマイルくらいが良さそうですが、日を追うごとに成長を感じますし、距離はもう少し延びてもこなせると思います」と期待を寄せた。次走は未定だが、スプリングS、毎日杯(3月28日・阪神、芝1800m)あたりが有力か-。

 15日の京都未勝利戦(芝2000m)を勝ったアイアンバローズ(牡、栗東・角居)は、ゆきやなぎ賞(3月14日・阪神、芝2400m)へ向かう。エリカ賞7着のミッキーメテオ(牡、栗東・中内田)、12月の阪神新馬戦を勝ったプライムフェイズ(牡、栗東・藤原英)も同レースを予定。エルフィンS9着のヴィースバーデン(牝、栗東・角居)は忘れな草賞(4月12日・阪神、芝2000m)を予定する。(馬三郎栗東支局・塩手)

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