【共同通信杯】南半球生まれの地方馬エンに託す大きな夢

 「共同通信杯・G3」(16日、東京)

 「地方競馬の活性化へ、地方所属のまま中央のクラシックを獲りたい」。相馬の達人でも知られるビッグレッドファームの岡田繁幸代表の大きな夢だ。今年は共同通信杯に挑むエン(牡3歳、川崎・河津裕)に託す。

 これまでと違うのは、南半球ニュージーランド産の10月生まれということ。「(北半球産に対して)半年遅れのアドバンテージは大きいよ」と岡田代表。斤量面では3歳9月まで2200メートル未満の距離なら2キロ減となり、今回は54キロで出走できる。

 12日の最終リハは、地元・川崎の小向トレセンで単走。一杯に追われて5F65秒5-37秒4。「単走でこれだけの時計が出たし、上がりもしっかり。状態面に関しては言うことはない」と河津裕師は胸を張る。さらに、「癖もなく乗りやすい。トモもしっかりしてきたし、芝も合う」と、距離延長、初芝、一気の相手強化にも前向きだ。

 デビューからの2連勝は、遅生まれを感じさせない圧巻の勝ちっぷり。勢いに乗ってJRAに乗り込んでくる。「遅生まれの差は感じない。逆にどんなレースをしてくれるか楽しみだよ」と指揮官はきっぱり言い切った。(デイリースポーツ・村上英明)

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