【POG】3歳馬特別戦総括 ディープ産駒リリーピュアハート、レジェーロがOP入り

 先週末の8、9日は東京、小倉の2競馬場で1勝クラスの特別戦3レースが行われ、東京の「ゆりかもめ賞」(芝2400m)は、ディープインパクト産駒の牝馬、リリーピュアハート(栗東・藤原英)が差し切り勝ち。「春菜賞」(芝1400m)は2番人気のビッククインバイオ(美浦・牧)が勝った。 

 9日の東京9R・ゆりかもめ賞は、福永騎乗の2番人気リリーピュアハートが、後方追走から直線で外を回って差し切り勝ち。久々で昇級の一戦も難なくクリア。全兄に16年のG2・青葉賞の勝ち馬ヴァンキッシュランがいる良血馬が、春のクラシック戦線につながる2勝目を挙げた。福永は「なかなかタフな競馬でも2400mを上手に立ち回ってくれた。これで明確なビジョンが見えた」と納得。藤原英師も「狙いは桜花賞(4月12日・阪神、芝1600m)よりオークス(5月24日・東京、芝2400m)。少しヒヤッとしたけど、これで目指すところに進める」と話した。(採点・★★★★☆)

 8日の東京9R・春菜賞は2番人気のビッククインバイオが好位から鮮やかに抜け出して快勝。新潟2歳S、アルテミスSと重賞で2度の2着がある実力馬が、初の7F戦で2勝目を挙げた。勝ちタイムは1分21秒7。大野は「体を使えた走りが良かったですね。それが結果に出てくれました」と満足そう。G3で3着2回の実績を示した格好に、「現状ではワンターンのゆったりした競馬が合っているのでしょう」と話した。次走は未定。(採点・★★★☆☆)

 同じく8日の小倉10R・かささぎ賞(芝1200m)は、萌黄賞2着から中1週での参戦となった横山武騎乗の8番人気レジェーロ(栗東・西村)が待望の2勝目をマーク。外枠からすんなり2番手につけると、4コーナーで逃げたコスモアンジュ(4番人気)をかわして抜け出し、直線では後続の追撃を許さなかった。勝ちタイムは1分8秒7。横山武は「レース映像を見て、能力があると思っていました。千四でも走れている馬なので、強気なレースをしても大丈夫だと思った。それに馬も応えてくれました」と会心の騎乗を振り返った。(採点・★★★☆☆)

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