【POG】新馬戦総括1日 母は重賞ウイナー、ブルームスベリー勝利 カナロア産駒もV

 先週土曜日は東京、京都、小倉の3競馬場で計3レースが行われ、小倉では母が13年京成杯AHの勝ち馬エクセラントカーヴのブルームスベリー(牝、栗東・西村)がデビュー勝ち。東京では、武豊が騎乗したエヴァジョーネ(牝、父ロードカナロア、栗東・安田翔)が初陣を飾った。

 小倉5R(芝2000m)は、1番人気に支持された西村淳騎乗のハービンジャー産駒ブルームスベリーが2分7秒4のタイムでデビュー戦をV。道中は先行集団のやや後ろ。直線はラチ沿いに進路を取り、外の2頭をかわして勝利をつかみ取った。母は13年京成杯AHの勝ち馬エクセラントカーヴ。西村淳は「新馬戦らしく周りを気にする走りでしたが、しぶとく長く脚を使ってくれました。体が成長すればもっといいパフォーマンスが見せられると思います」と能力を高く評価した。(採点・★★☆☆☆)

 東京2R(ダート1400m)では、好位の外めでレースを進めた3番人気のエヴァジョーネが武豊を背に初陣をV。直線はもたれる面を矯正しつつの追いだしになったが、逃げ粘る4番人気ラブアドベンチャー(2着)をきっちり半馬身差とらえ切った。勝ち時計は1分27秒2。さらに首差の3着は2番人気のヴィエントアスール。1番人気のマテンロウヴァモスは先行策から後退して8着に敗れた。武豊は「まだ気性が幼くて、かなり物見もしていた。それでも走る能力はありますね。芝でもいいと思う」と素質の高さに太鼓判を押す。安田翔師は「今後は馬の様子を見ながらですが、競馬を覚えてしまう前に、芝路線を選択肢に入れたい」と話した。(採点・★★☆☆☆)

 京都2R(ダート1200m)は、和田騎乗の4番人気ガラデレオン(牡、父トランセンド、栗東・鈴木孝)が1分13秒7のタイムで新馬勝ち。二の脚を利かせてハナを奪った5番人気マイアミテソーロ(5着)を行かせて道中は2番手を追走。勝負どころで激しく手が動いたものの、直線半ばでこれをあっさりとらえると、最後は2着の1番人気ヤングブラッドに2馬身半差をつけて快勝した。和田は「返し馬から落ち着いていいキャンターをしていました。スタートも速かったです」と振り返りながら「もっと良くなりそうですし、楽しみです」と今後の活躍を期待した。(採点・★★☆☆☆)

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