適当な番組が少ない砂路線、ドバイ遠征も選択肢になる

 「魁!海外馬券塾」(29日)

 ドバイの3歳戦線は牡、牝ともに1月のオープン戦からスタート。牡馬はUAE2000ギニー(ダート1600メートル)、牝馬はUAEオークス(ダート1900メートル)の各G3を経て、両レースの上位馬が3月28日のワールドCデーに行われるUAEダービー・UAE・G2(ダート1900メートル)で外国からの遠征馬と対決する。

 例年、シーズン序盤は多頭数で争われるが、力の劣る馬が脱落することで、開催後半は少頭数になる傾向がある。この時期の日本は3歳ダートのオープンの番組が少なく、勝ち上がった馬の陣営から適当なレースがないとの不満の声が聞かれる。ならば、ドバイ参戦は検討に値する選択肢だと思う。好走すればUAEダービーへの出走権も見えてくる。

 今年の牝馬戦は1月2日のオープン戦と、23日のUAE1000ギニーの上位4頭が全く同じ顔ぶれで、力関係は把握しやすい。1000ギニーを3番手から抜け出して勝ったドバイラヴと、2戦とも逃げて2着のダウンオンダバイユーが力上位。ただ、いずれも2歳時の勝ち鞍は未勝利戦のみ。先週の呉竹賞を勝ってUAEオークス参戦が決まったセラン(牝3歳、栗東・松永幹)にとって、能力を発揮できれば十分に勝算が見込める相手関係ではないかとみている。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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