【POG】新馬戦総括25日 良血ヴァンタブラックV パイロ産駒牝馬も初陣飾る

 先週土曜日は中山、京都の2競馬場で計3レースが行われ、京都ではルメール騎乗のヴァンタブラック(牡、父ブラックタイド、栗東・須貝)がデビューV。 中山ではスクリーンヒーロー産駒のイマジナリーライン(牡、美浦・鹿戸)が初陣を飾った。

 京都6R(ダート1800m)は、ヴァンタブラックが1分54秒3のタイムで新馬勝ち。12年阪神JFなど重賞2勝を挙げたローブティサージュを姉に持つ良血馬が、単勝1・7倍の圧倒的1番人気に応えた。半馬身の2着は9番人気のタンカノキミ。さらに首差の3着には14番人気のセルファースが入った。最後は能力を出して、いい脚で勝ちました」とルメール。姉のローブティサージュも管理した須貝師は「全然違うタイプ。お父さんが出ているのかな。ゆかりの血統で勝ててホッとしています」と胸をなで下ろした。(採点・★★★☆☆)

 中山では4R(ダート1200m)で、7番人気のパイロ産駒のブランクチェック(牝、美浦・栗田)が1分12秒3のタイムで初陣をV。3頭の先行争いを見る形で進めて、直線は外へ。1番人気マックス(2着)が残り100mで逃げ馬を競り落としたところに襲いかかり、首差とらえてフィニッシュした。5番人気のブルーミストがさらに3/4馬身差の3着に続いた。大野は「ゲートは驚き気味に出たが、スピードがあってうまく流れに乗れた。追走も楽だったし、いい反応をしてくれた。掛かるような馬ではないし、距離はもう少し延びても大丈夫かな」と話した。(採点・★★★☆☆)

 さらに6R(芝2000m)では、3番人気のイマジナリーラインが、スローペースの2番手から抜け出してV。直線に入り口では抑えきれない手応えで先頭。1番人気ブラウローゼン(2着)が迫るともうひと伸びを見せ、3/4馬身差でゴールした。勝ちタイムは2分8秒3。7番人気のハーツシンフォニーが外から差し込み、さらに3/4馬身の3着に入った。ミナリクは「まだ幼いけどスローだったし、その分、好位の2番手をキープできた。展開も向いたかな。それでも能力のある馬だし、もっと良くなるよ」と素質を高く評価した。(採点・★★★☆☆)

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