美し過ぎる騎手ミシェル LVR緊急参戦「ファンに喜んでもらいたい」

 27日から川崎競馬で騎乗するフランスのミカエル・ミシェル騎手(24)が25日、川崎競馬場で会見に臨んだ。昨夏のワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)参戦をきっかけに、日本でフィーバーを巻き起こした“美し過ぎる女性騎手”。女性騎手対抗戦「LVR2020」への緊急参戦も決まり、改めて日本での騎乗に胸を高鳴らせている。

 白のボウタイブラウスに濃いグレーのフロントジッパーミニスカート、そして黒いブーツ。モノトーンの美脚コーデでまとめたミシェルが、黒山の報道陣の前に現れた。絶え間なくたかれるフラッシュの嵐も、モデル経験もある“美し過ぎる女性騎手”にとっては慣れたもの。「数字的な目標はないですけど、いいパフォーマンスで、日本のファンにも喜んでもらいたいですね」とチャーミングな笑顔を振りまいた。

 今回の短期免許期間は27日から3月31日まで。昨夏、“日本に恋をしました”という名フレーズを残した24歳は「相撲や野球の試合など、日本ならではのことも体験したい」と滞在中のプライベートプランを明かしたが、「セールスポイントはメンタルの強さ。最後の直線での接戦が得意なの」と勝負師らしい表情ものぞかせる。

 NARから電撃発表もあった。地方競馬の女性騎手対抗戦「LVR2020」への緊急参戦が決定したのだ。LVRは高知(2月4日)、佐賀(2月22日)、名古屋(3月12日)での騎乗ポイントを競うもので、ミシェルの他に関本玲花(岩手)、中島良美(浦和)、宮下瞳(愛知)、木之前葵(愛知)、浜尚美(高知)、岩永千明(佐賀)が出場する。「呼んでもらえてうれしいです。彼女たちの才能に触れられるのは楽しみ」と意気込んだ。

 会見場でのやり取りが終わると、今度は10分足らずで「胴水・白のこぎり歯形、そで赤」のトリコロール勝負服に着替え、報道陣を引き連れて外へ。カメラマンから矢継ぎ早に要求されるポージングにも嫌な顔ひとつせず、即席ファッションショーをこなした。「勝負服を自分で決められるのはうれしいわ。デザインは初勝利の時(札幌のWASJ)に着ていたものにあやかりました。のこぎり歯形は日本にしかないのでいいと思って」。川崎初日は5Rを皮切りに計5鞍を予定。どんな騎乗でファンを魅了してくれるのか-。

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