圧巻の末脚!クリスタルブラックは皐月賞へ(25日POGブログ東)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお贈りするPOG情報。すでにデビューしてクラシック戦線を見据える良血馬から、これからのデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 19日の京成杯は1戦1勝のキズナ産駒クリスタルブラック(牡、美浦・高橋文)が見事な差し切り勝ち。直線は1頭だけ違う脚色でライバルをかわし去りました。「まだ素質だけで走っているような感じで、あれだけ走るのだから素質は相当ですね」と高橋文師。今後については「すごく賢い馬で、レース後も冷静さがありました。ただ、疲れが見られますし、次走は慎重に検討します。回復が早ければトライアルの可能性もありますが、今後のことを考えて皐月賞直行の公算が大きいと考えています」とのこと。今後が非常に楽しみな馬ですし、無事に成長していってほしいですね。

 一方、このレースの1番人気で2着だったスカイグルーヴ(牝、美浦・木村)は放牧へ。今後のローテーションは未定ですが、桜花賞よりはオークス向きといったイメージ。こちらも次走が楽しみですね。

 18日の菜の花賞(芝1600m)は札幌2歳S12着以来となったアールクインダム(牝、美浦・伊藤大)がV。今後はデイリー杯クイーンC、フラワーCあたりを視野に調整を進めるとのこと。

 19日の中山新馬戦(芝1600m)はルフトシュトローム(牡、美浦・堀)が圧勝。性能の高さを見せつけました。このまま在厩してフリージア賞(2月22日・東京)か、2月23日の東京1勝クラス(芝1600m)を目指すとのこと。 

 この時期の新馬戦は除外馬が多く、狙ったレースに出走するのが難しい状況が続いていますが、ゲート試験合格馬は少なくなっており、除外ラッシュのピークは過ぎた印象。その面では例年よりも早くなっている気がします。こうなってくると来シーズンのPOGの話もチラホラ。今年も活躍馬を指名できるように、徐々に予習を始めていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。(馬三郎美浦支局・木村)

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