【東海S】ヴェンジェンス好気配!重賞初V舞台から再進撃 幸「いい状態」

 「東海S・G2」(26日、京都)

 円熟期を迎えたヴェンジェンスが23日、栗東坂路で最終追いを行い、加速十分に駆け上がって好気配をアピールした。重賞初Vの舞台で前走チャンピオンズC7着からの巻き返しを狙う。今回が重賞初挑戦となるヒストリーメイカーも、同坂路で切れのある動きを披露した。

 明けて7歳となり、円熟期に入った。だから、追い切りの内容もどっしりと自分のスタイルを貫く。チャンピオンズC7着からの巻き返しを狙うヴェンジェンスは、主戦・幸を背に栗東坂路で追われた。最初の1Fを16秒4でゆったり入ると、そこから加速を開始。上がり重点にラスト1Fは12秒4としっかり伸びた。

 「前半をセーブ気味に入って、2F目からスムーズに加速しましたよ。動き、しまいの反応、体つきともに良かった。いい意味で変わりなく、いい状態だと思う」と感触を確かめた幸はうなずく。

 理想の追い切り内容を消化して、大根田師の表情もすこぶる明るい。動きをしっかりと確認した後、報道陣に囲まれ「4F54~55秒ぐらいで、しまいの1Fは12秒8ぐらいと思っていた。テンをゆっくりと入れた分、最後は1F12秒4と伸ばせた。ラストまでいい感じで上がってきたね」と目を細めた。

 G1初挑戦だった前走は、先行有利の流れに苦しむ形で掲示板には届かなかった。「大外枠(8枠16番)であの競馬しかできなかった」とトレーナーは振り返るが、勝ち馬からは0秒7差で大きくは負けていないように、「そこそこには来ているから」と決して悲観はしていない。

 まずは重賞初勝利を飾ったみやこSと同じ舞台で反撃したい。「みやこSを勝ったことで、この距離でも掛からない限りは大丈夫という自信が持てた」と師はG2制覇へ意気込む。ヴェンジェンスの再進撃はここから始まる。

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