【POG】新馬戦総括18日 独走シェダルが大差勝ち スペードエース差し切りV

 先週土曜日は中山、京都、小倉の3競馬場で計3レースが行われ、中山では1番人気のシェダル(牡、父ゴールドアリュール、美浦・栗田)が2着馬に大差をつけての圧倒的勝利。小倉では2番人気スペードエース(牡、父ワールドエース、栗東・友道)が差し切りでデビュー戦を飾った。

 中山3R(ダート1800m)は、半姉に19年紫苑S覇者パッシングスルーがいるシェダルが1番人気に応えた。スタートを決めて2番手を追走。3~4角の間で逃げ馬をパスして先頭に立つと、直線では独走。後続に大差をつけ、1分54秒6のタイムでゴールを駆け抜けた。2着は2番人気ショウナンアニメ、さらに3馬身差の3着は3番人気メジャーブレイクだった。マーフィーは「先週の追い切りに乗って自信はあった。能力があって、性格もいい。今後の成長が楽しみ」と絶賛した。(採点・★★★★☆)

 京都4R(ダート1400m)は、名牝トゥザヴィクトリーの血を引くプリマグラード(牝、父ヘニーヒューズ、栗東・中内田)が、単勝2・1倍の1番人気に応えて初戦をV。好位3番手から直線入り口で危なげなく抜け出し、2着の2番人気エイシンアンヴァルに2馬身半差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分26秒8。さらに4馬身差の3着には5番人気のシンシティが入った。「スピードの乗りが良く、いい位置で走ることができた。おとなしいし、乗りやすい」と福永。中内田師は「上手に誘導してくれました。ケイコの良さを実戦で生かせましたね。今後もダート路線を進ませます」と展望を語った。(採点・★★★☆☆)

 小倉5R(芝2000m)は、2番人気スペードエースが、2分3秒8のタイムで差し切り勝ちを決めた。道中は中団のポジション。勝負どころから進出を開始して直線で大外に進路を取ると、鞍上・ルメールの左ステッキに応えて脚を伸ばし、先に抜け出した3番人気スズカキング(2着)を首差差し切った。さらに頭差の3着には1番人気のサトノレガシーが入った。半兄に重賞2勝馬マーティンボロ、近親にシュヴァルグラン、ヴィブロス、ヴィルシーナなどのG1馬がいる血統。ルメールは「物見をしていましたが、能力を感じましたし、すごい脚を使ってくれました」と振り返り、管理する友道師は「距離は千八から二千あたりが良さそう」と話した。(採点・★★★☆☆)

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