【POG】新馬戦総括・京都 ディープ&ハーツ産駒がデビューV

 11日から3日連続開催となった京都では新馬戦4レースが行われ、11日には血統馬のレイパパレ(牝、父ディープインパクト、栗東・高野)が快勝デビュー。12日にはフォーリー騎乗の5番人気アルテフィーチェ(牝、父ハーツクライ、栗東・友道)が新馬勝ちを決めた。

 同じく11日の6R(芝1600m)は1番人気のレイパパレがセンスあふれる走りで初陣をV。好スタートからスッと2番手を確保。川田を背に機敏なフォームで加速し、直線の半ばであっさり抜け出した。全兄に重賞2勝馬のシャイニングレイがいる良血馬。川田は「これからどんどん成長すると思う。血統的にも、初戦を勝てて良かったと思います」と胸をなで下ろしていた。(採点・★★★★☆)

 12日の4R(ダート1200m)は、11番人気のエイシンシャンツェ(牡、父エイシンアポロン、栗東・中尾)が、1分14秒7のタイムでデビュー勝ちを決めた。道中は3、4番手の位置取り。手応え良く4コーナーを回って直線に入ると、鞍上・川又の左ステッキに応えて抜け出し、外から詰め寄る1番人気ディランズソング(2着)の追撃を半馬身差で振り切った。川又は「能力の高い馬だと分かっていましたし、うまく競馬をしてくれました」と振り返った。中尾師は「最後までしっかり動いていた。次走は馬の様子を見て決めたい」と語った。(採点・★★☆☆☆)

 12日の6R(芝2000m)では、フォーリー騎乗のアルテフィーチェが、2分5秒3のタイムで淀のターフを駆け抜けた。先手を奪ってマイペースの逃げ。直線で二枚腰を発揮し、後続の追撃を首差で振り切った。調教から騎乗しているフォーリーは「前にいることが好きな馬。大きなストライドで、とても強いフィリー(牝馬)です」と能力を認める。友道師は「体が体(仕上がり途上)なので、そんなにすぐには使えないが、時期的には桜花賞を目指すことになる」と今後の見通しを語った。(採点・★★☆☆☆) 

 13日の3R(ダート1800m)は、1番人気スペロデア(牝、父エスポワールシチー、美浦・伊藤圭)が人気に応えた。内枠を利して、好位のインを確保。直線に入って前を行く2頭を目標に追いだされると、武豊の左ステッキ一発でグンと加速。あっさりと抜け出し、1分56秒8のタイムでゴールを駆け抜けた。武豊は「非常に気性が素直。まだ非力なところはあるが、レースセンスがいいね」と素質を評価していた。(採点・★★★☆☆)

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