【日経新春杯展望】レッドジェニアル好発進決める

 「日経新春杯・G2」(19日、京都)

 年頭の淀を彩る伝統の一戦。成長著しい明け4歳馬レッドジェニアルが、武豊との新コンビで始動する。昨年は京都新聞杯で、のちのダービー馬ロジャーバローズを撃破して重賞初制覇。ダービー、菊花賞にも駒を進めた力量馬だ。1週前には栗東CWの併せ馬で先着を果たし、態勢は整いつつある。成長した姿を披露し、好発進を決める。

 アルゼンチン共和国杯で3着に好走したアフリカンゴールド。以前は気難しい面があったが、昨年に去勢手術に踏み切ったことで、効果がてきめん。復帰2戦目で条件戦を勝ち上がると、重賞でも通用する力を示して、いよいよ本格化の兆し。半兄に14年ドバイWC覇者アフリカンストーリーを持つ血統馬が、タイトル獲得の好機を迎えた。

 中日新聞杯で重賞初制覇を飾ったサトノガーネット。後方に控えて脚を温存し、大外を一気に伸びてゴール前の接戦を制した。以前から素質は高く評価されながらも、カイ食いが細く、成長に時間がかかったが、ようやく馬体が充実。体重の増減が少なくなり、素質が開化した。極端な前残りにならなければ、重賞連勝も十分だ。

 注目はJRA最少体重V記録を持つ、超小柄な牝馬メロディーレーンの参戦。前走の江坂特別は4着止まりも、勝ち馬に寄られる場面があり、340キロの小柄な馬体では厳しかった。話題性だけではなく、菊花賞で5着に入るなど実力も兼備。格上挑戦でも軽視は禁物だ。

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