【POG】新馬戦総括22日 武豊騎乗のギベルティV カバジェーロはシンザン記念へ

 先週日曜日は中山、阪神の2場で計3レースが行われ、中山では武豊騎乗のギベルティ(牡、美浦・小島)がデビュー勝ち。阪神では、ロードカナロア産駒のカバジェーロ(牡、栗東・橋口)が初陣を飾った。

 武豊が騎乗したオルフェーヴル産駒の3番人気ギベルティが、中山5R(芝1600m)を1分37秒8のタイムで勝利した。逃げ馬とほぼ併走状態で2番手。3角で先頭に立つと、直線では差を詰めようと脚を伸ばす1番人気ブライドグルーム(2着)を寄せつけず、2馬身差をつけてゴールした。武豊は「強かったね。すごく前向きな馬で持久力もある。最後までバテなかった。能力の高い馬ですね」と素質を高評価。小島師は今後に向けて「脚元がちょっと甘い馬なので、大事にやっていくことになると思う」と話した。(採点・★★★☆☆)

 中山4R(ダート1200m)は、ゴールドアリュール産駒のアルマセグレート(牝、美浦・高柳瑞)が、1分14秒3のタイムで1番人気に応えた。2番手追走から楽な手応えで直線へ。堂々と抜け出すと、鞍上・丸山が後ろを振り返って確認するほどの余裕を見せながら後続を突き放し、3馬身差をつけてフィニッシュした。2着は2番人気のショーショーショー、さらに1馬身1/4差の3着には6番人気ゴーゴーヘレンドが入った。丸山は「追い切りに乗って、すごくいい動きをしていた。スタートも出ていい競馬をしてくれました。時計もまだまだ詰められます。先々楽しみ」と将来性に期待を寄せた。高柳瑞師は「体質が弱いので、間をあけるかも」と話した。(採点・★★★☆☆)

 阪神では、6R(芝1400m)で、5番人気カバジェーロが、1分22秒9のタイムでメイクデビューを制した。7冠牝馬ジェンティルドンナの全妹で1番人気ダブルアンコール(2着)が好スタートから先手を奪う展開。やや離れた2番手から徐々に差を詰め、直線では外から馬体を合わせて一騎打ちに。最後は頭差で競り勝ってゴールを駆け抜けた。「レースセンスがある。気性、体ともまだ成長の余地はありますが、いい内容だった」と北村友は振り返り、橋口師は「馬体は緩いし、まだ余裕もあったので、ここからの上積みはあると思う。次走はシンザン記念(1月12日・京都、芝1600m)を考えています」と先を見据えた。(採点・★★★☆☆)

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