【朝日杯FS】プリンスリターン絆の力 平地G1初挑戦!原田和と“人馬一体”

 「朝日杯FS・G1」(15日、阪神)

 綿密なコンタクトで絆を深めてきた。4戦2勝で挑むプリンスリターン。一貫してコンビを組む原田和は、函館でのデビュー前から付きっきりで調教に騎乗し、ともに歩みを進めてきた。「入厩当初は我が強く、振り落とされたりもした。つかみ切れない部分もあって、探り探りだったけど、吸収力がある馬。競走馬らしくなってきました」と成長を誇らしげにする。

 美浦所属ながら、夏の北海道開催を終えてからも栗東に滞在。レース騎乗のない土日も含め、ほぼ毎日調教に騎乗し、前走のききょうSで2勝目をつかみ取った。「(2走前の)すずらん賞が調整不足もあって出遅れたし、気合をつける調教を意識しました」と振り返る。この中間も工夫を凝らした調教で人馬の関係を強固なものにしてきた。「遅いペースで長い距離をしっかりと走れるように。距離が延びるので心臓を鍛えてきた」と胸を張る。

 13日は角馬場からEコース、そしてゲートの確認と入念なチェックを行った。「ゲートは出ると分かっているけど、レースへ行って“ボーッとしていました”では話にならないですから。変わりもなく順調です」とうなずく。枠は7枠13番。「内が欲しかった」と一瞬、顔を曇らせたが、「内を見ながらという競馬になるかな。外でも対応できる。それだけの関係を築いてきましたから」と前を向く。デビュー8年目で迎える平地初のG1舞台。ビッグチャンスをものにする。

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