【ボート】GP&QCカウントダウンコラム10
「グランプリ・SG」(17日開幕、住之江)
◆男子3位・石野貴之
グランプリは6年連続7回目の出場。「優勝しか考えていません」と石野。これまでは優勝戦で2着2回、3着1回。昨年は1stステージで無念の敗退だった。「やっぱり、2ndから出ないと意味がない。そういう意味で今年は良かった。いいエンジンを得るためには当然、2ndに入らないとダメ」と表情は明るい。
頂上決戦が近づいて調子も上向きだ。「9月のSG・メモリアル(大村)から、ペラ調整がうまくいくようになった。優勝できた11月のSGチャレンジカップ(桐生)も、しっかり乗り込んでうまく合わせられた。ペラ調整に関しては昨年よりいい」と初制覇へ自信をのぞかせる。
◇ ◇
「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(28日開幕、徳山)
◆女子3位・守屋美穂
飛躍の一年だった。守屋は7月のG2・MB大賞(芦屋)を含め、今年はV5と年間を通して好調をキープ。賞金ランク3位で年末決戦出場を決めた。「今年は私にとっていい一年でした。賞金金額も今までで一番良かったし、勝率に優勝回数とか全部、今まで一番良かったですからね」と今年を振り返る。
「徳山は良かったり悪かったりで、半々の感じ。決して悪いイメージはありません」。徳山は優勝の実績こそないが、今年の活躍を見れば不安はない。「今年がいい年だったと思える1節にしたいですね」。ティアラ戴冠で充実の一年を締めくくる。