日本馬参戦が楽しみなサウジアラビア国際競走 なんと!1着賞金約11億円

 「魁!海外馬券塾」(11日)

 日本の馬主、調教師の海外競馬へ対する意識が、ここ5年ほどでだいぶ変わった印象がある。今はオープン馬を抱えるどの陣営も、隙あらば海外のG1獲りを狙ってローテーションを組んでいる。その成果が、今年の日本馬による海外G1・8勝だ。

 目ざとい関係者が最近、よく話題にするのがサウジアラビアでの国際競走(2月29日)だ。1着賞金約11億円のサウジC(ダート1800メートル)を筆頭に国際競走が6レース組まれており、その開催要項に記された主催者のメンバーに、以前はドバイWCに関わっていた顔触れが多く見られる。同レースを世界有数の国際競走に育て上げた“チーム”が移籍したようなもので、サウジCは第1回目にして、極めて洗練された運営のもとで行われることがほぼ約束されている。

 日本との衛生条件の締結も詰めの段階に入っているようで、当初はドイツ経由便しかないと懸念されていた馬の輸送も、香港経由のサウディア航空で、リヤドに運ぶルートが検討されているようだ。厳格なイスラム社会であるサウジへの渡航は勝手が違う面もあると思うが、今の日本馬の関係者は、それを壁とも感じることなく軽やかに遠征し、吉報を届けてくれると期待している。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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