【朝日杯FS展望】サリオスが無敗王者目指す
「朝日杯FS・G1」(阪神、15日)
サリオスが堂々、主役を務める。前走のサウジアラビアRCでは、1分32秒7の2歳レコードで重賞初制覇。540キロの雄大な馬体をなびかせた力強い走りが目立ち、スケールの大きさが感じられた。一戦ごとの上昇度が高く、成長著しい。英国の名手ムーアを鞍上に迎え、無傷の3連勝でG1タイトル奪取を目指す。
デイリー杯2歳Sの勝ち馬レッドベルジュールも素質上位だ。休み明けの前走は馬体重28キロ増とビルドアップ。粗削りながらも、一瞬の脚を使って鋭く抜け出した。血統背景も魅力で伸びしろは十分だ。
タイセイビジョンは京王杯2歳S覇者をレコードで快勝。2走前には洋芝の函館2歳Sで2着に入っているように能力は高い。初めてのマイル戦が鍵となる。同2着のキズナ産駒ビアンフェや、デイリー杯2着ウイングレイテスト、3着のペールエール、唯一の3勝馬マイネルグリットも上位をにぎわす。