【中日新聞杯】サトノガーネット重賞初制覇 4歳冬を迎え素質開花

 「中日新聞杯・G3」(7日、中京)

 ゴール前の大接戦を制した。8番人気のサトノガーネットが大外を一気に伸びて、重賞初V。道中は後方に控えて脚を温存し、4角を回って外に出すとエンジン点火。早め先頭に抜け出した3番人気のラストドラフトを、ゴール直前で頭差かわした。坂井は「本当はもう少し前で運びたかったのですが、促しても進まずに後ろから。直線で外に出してからは、いつも通りの伸びでした」と満足げに振り返った。

 素材は以前から高く評価されていたが、カイ食いが細く、成長に時間がかかった。4歳の冬を迎えて馬体が充実。体重の増減が少なくなり、素質開化へとつながった。「ゆくゆくは重賞で戦えると感じていました。ここで結果を出せて良かったです」と鞍上が言えば、中山で勝利を見届けた矢作師は「やはりズブい。まだ2000メートルでも短いね」とした一方で「ここならチャンスだと思っていた」としてやったりの表情だった。

 次走について指揮官は「オーナーと相談してからだけど、日経新春杯(1月19日・京都)とかかなあ」とプランを口にした。自信をつけたディープインパクト産駒が、来年はさらなる活躍を見せる。

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