競馬新聞「馬サブロー」が誇るＰＯＧマスター、木村拓人（美浦)と塩手智彦（栗東）がお贈りするＰＯＧ情報。すでにデビューしてクラシック戦線を見据える良血馬から、これからのデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

　今週は２歳女王決定戦が行われますね。人気はリアアメリア、ウーマンズハート、クラヴァシュドールあたりでしょうか。特にリアアメリアはＰＯＧで持っている人も多いでしょうし、楽しみですね。

　先週のこうやまき賞はレイデオロの半弟アブソルティスモ（牡、美浦・藤沢和）が勝利。好位からの競馬で、しっかり勝ち切れたのは大きいですね。このままマイル路線を進むのか注目していきたいです。　

　葉牡丹賞はロードカナロア産駒のグランデマーレ（牡、栗東・藤岡）がデビュー２連勝を飾りました。早め先頭から押し切る強い競馬で、芝２０００ｍの２歳レコードを更新。先々が楽しみになる内容でしたが、残念ながらレース後に骨折が判明して全治６か月。復帰を待ちましょう。２着のエヴァーガーデン（牝、美浦・高橋祥）はとにかくしぶとい馬。速い脚はないかもしれませんが、これからも安定して走ってくれそうですね。１番人気のダーリントンホール（牡、美浦・木村）は３着。東スポ杯２歳Ｓの予定を延期して臨んできましたが、まだ本調子ではなかったのかもしれません。次走は続戦か少し間隔をかけるか、協議をして決めるとのこと。

　１日の中山新馬戦（芝２０００ｍ）はフェノーメノ産駒のクロスザルビコン（牡、美浦・大和田）が差し切り勝ち。パドックでの馬っぷりは悪くありませんでしたし、奥がありそうな感じがします。次走はゆりかもめ賞（２月９日・東京）を予定。

　１５日の中山新馬戦（芝１８００ｍ）にはネイザンロード（牡、木村、父ナサニエル、母アリスアレン）が北村宏で出走予定。馬名の由来は香港の九龍半島にあるメインストリート。今週の香港国際競走が無事に開催されることを祈っています。（馬三郎美浦支局・木村）