【ボート】平和島BBCカウントダウンコラム5

 「ボートレースバトルチャンピオン・プレミアムG1」(28日開幕、平和島)

 磯部誠が着実にスターへの階段を上がっている。今年の優勝は7回。9月8日の29歳の誕生日に浜名湖G2を優勝し、初めてタイトルを手にした。前節の蒲郡G1周年では地元で唯一優出を果たしており、次代の愛知支部の主軸としての位置も固めてきている。

 優勝ラッシュの原動力には、SGウイナーの池田浩二、平本真之の存在がある。「一緒のステージで走りたい」と強い思いを持つ。また今年7回の優勝の中には、苦手としていた江戸川(8月)も含まれる。「エンジンがそれなりに動いていれば、波も気にならない。(エンジンを)出せていなかっただけ」。鬼門突破とともに、飛躍へのヒントとなるものだったと言える。

 自身がギャンブル好きで、券を買うファンの気持ちを常に意識している。「1着を目指して頑張る」という思いは人一倍で、トーナメント方式のサバイバル戦は打ってつけの舞台だ。

 今年のSG・ダービーに出場できる勝率がありながらも、7月10日の津で痛恨のL。その休み期間がダービーの日程と重なったために、選出除外となってしまった。勝率上位となった実力の証明する意味でも、めいっぱいのバトルを展開する。

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