【ジャパンC】カレンブーケドール幸運枠ゲット 目下3連勝中の1枠1番

 「ジャパンC・G1」(24日、東京)

 目下3連勝中の1枠1番。ジャパンCの幸運枠を今年手にしたのは、紅一点カレンブーケドールだ。くしくも昨年の覇者アーモンドアイと同じ、国枝厩舎の3歳牝馬でオークス、秋華賞ともに銀メダル。馬名の由来はフランス語で“黄金の花束”-この強運を味方につけ、厩舎の先輩が驚異のレコードタイムで駆け抜けた舞台で、大輪を咲かせたい。

 16年キタサンブラック、17年シュヴァルグラン、18年アーモンドアイと、ジャパンCで目下3連勝中の1枠1番。今年その“幸運枠”を引き当てたのは、昨年の覇者アーモンドアイと同じ国枝厩舎の3歳牝馬カレンブーケドールだ。過去10年で勝率3割、連対率4割、複勝率6割。他の馬番を圧倒する好成績を収めている。

 三冠牝馬として挑んだ昨年のアーモンドとは違い、重賞未勝利のブーケドール。ともに管理する国枝師は「昨年はこの枠で勝っているけど、今年はG1馬がたくさんいるから」と控えめだ。それでも決して白旗を揚げているわけではない。「相手は強いけど、出来に関してはいいからね」とニヤリ。

 最終リハを終えた翌日の木曜朝は、運動のみの軽めのメニューを消化。指揮官は「順調ですね」と問題なしを強調する。まだ重賞タイトルには手が届いていないが、オークス、秋華賞でともに2着は立派だ。ここへきての様子を「どっしりとして、風格が出てきたような気はする」と、確かな成長ぶりに目を細める。伸び盛りの3歳馬。となれば、さらなる成長も望める。

 改めて枠順に触れ、「内枠が良かったし、スタートを決めてうまくレースを運び、この数字(1枠1番)のままゴールしてくれればいいね」とほほ笑む。強烈な追い風が吹いている。今年も国枝厩舎の3歳牝馬が、歴戦の牡馬勢を相手に大仕事をやってのける。そんなシーンも、決して夢物語ではない。

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