【ジャパンC】レイデオロ動きハツラツ 新コンビのビュイック「いい感触」

 「ジャパンC・G1」(24日、東京)

 レイデオロが20日、初コンビとなるビュイックを背に美浦Wでの併せ馬で軽快な動きを見せた。今年は未勝利だが、世界的な名手のエスコートで久々の勝利を狙う。また、同馬は2着以内に入れば、史上17頭目となる通算獲得賞金が10億円を突破する。なお、21日に出走馬と枠順が確定。22日に一部ウインズで前々日発売が行われる。

 反撃ののろしは上がった。今年はドバイシーマクラシック6着、宝塚記念5着、オールカマー4着と未勝利のレイデオロ。初コンビのビュイックを背に、美浦Wでゴーフォザサミット(4歳オープン)を1秒2追走しラスト1Fで馬体を併せると、最後は馬体を並べたままでフィニッシュ。5F69秒8-40秒6-12秒8と目立つ時計ではなかったものの、活気があり、前走時よりワンランク上の走りを見せた。

 鞍上は「はつらつとした動きで、僕の指示に対するリアクションもすごく良かった」と笑顔で振り返る。初コンタクトでも状態の良さが伝わる動きに「非常にいい感触を得ている」とうなずく。寒くなるにつれて調子を上げるタイプで、状態は上昇カーブを描いている。

 東京は〈3100〉と得意の舞台。17年ダービー1着、ジャパンC2着、18年天皇賞・秋1着とG1で好成績を残している。「この馬のいいところは加速力だと思っている」とストロングポイントをつかんだ上に「東京は合っているし、距離の2400メートルもいい」と力を最大限に発揮できるとにらんでいた。

 ビュイック自身は過去ジャパンCで3回騎乗し、12年ジャガーメイルで10着、13年トーセンジョーダンで3着、18年サトノクラウン9着と未勝利。それもあって「いい馬に騎乗できることにワクワクしているし、レイデオロは勝つ可能性を秘めた馬だと思っている」と勝利への意欲をのぞかせていた。

 18年は英ダービーをマサー、日本でもステルヴィオでマイルCSを制覇。今年もドバイシーマクラシックで3連覇を達成するなど、世界的に活躍している名手が、不振が続いている17年ダービー馬を復活へと導く。

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