リスグラシュー 有馬で電撃引退 ジョッキーは「まだ未定」

 今年の宝塚記念馬で、日本調教馬として初めてコックスプレート・豪G1を制したリスグラシュー(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎)が、有馬記念(12月22日・中山)を最後に引退することが明らかになった。16日、矢作芳人調教師が発表した。「有馬記念がラストランになります。ジョッキーはまだ未定です」と師は話した。

 リスグラシューは16年8月に新潟でデビュー。同年10月のアルテミスSを制してJRA重賞初制覇。その後は阪神JF、桜花賞、秋華賞、さらに昨年のヴィクトリアマイルとG1で2着惜敗が続いていたが、昨年11月のエリザベス女王杯で悲願のG1初制覇。5歳を迎えた今年は宝塚記念、コックスプレートとG1を連勝中。15日に発表されたIFHA(国際競馬統括機関連盟)によるワールドベストレースホースランキングでは、121ポンドで22位タイにランクインするなど、国内外で活躍していた。

 父ハーツクライが制した暮れの中山で、有終の美を飾りたいところだ。

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