メイショウホルダー次走は福永Jで中京 ナイルリバー放牧(16日・POGブログ西)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお贈りするPOG情報。すでにデビューしてクラシック戦線を見据える良血馬から、これからのデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 デイリー杯2歳Sは武豊騎乗のレッドベルジュール(牡、栗東・藤原英)が最内を一気に突き抜けて無傷2連勝を決めた。上がり3Fはメンバー最速の33秒8。来春が楽しみになる勝ちっぷりだった。次走については「レース後の馬体の様子を確認してから」(田代助手)と現時点では未定となっている。

 僚馬で、9日の東京新馬戦(ダート1600m)を勝ったナイルリバー(牡)も大物候補の一頭だ。父は15年の米三冠馬アメリカンファラオ。552キロの大型馬の割に素軽い動きをしており、パワーとスピードを兼ね備えている。米国産馬で左回りのダートがベストの舞台かもしれないが、成長次第でダート界でかなりの出世が見込めそう。今後について田代助手は「放牧に出して成長を促す。次走は未定」と話した。

 9日の東京新馬戦(芝1400m)はヴィクトワールピサ産駒メイショウホルダー(牡、栗東・高橋亮)が余力十分の勝ちっぷり。かなりの素質を感じさせた。レースを振り返って、喜多助手は「物見をするところがあるので、早く抜け出さないように運んでもらいました。直線で仕掛けたらスッと加速してくれましたし、とてもいい内容で勝ってくれました」と目を細めた。次走はこうやまき賞(30日・中京、芝1600m)へ向かう。「福永Jで予定をしています。距離が延びていいタイプだと思っていますし、さらにいい走りができると思います」と大きな期待を寄せた。 

 プラタナス賞で最後方一気を決めたタガノビューティー(牡、栗東・西園)。レース後はいったん放牧へ。次走は全日本2歳優駿(12月18日・川崎、ダート1600m)を予定している。前走を振り返って、師は「新馬戦も強い内容だったけど、前走の上がり3F34秒8は2歳のダート戦としては破格の数字。強烈な勝ち方だった」と目を丸くする。次走については「ここでいい競馬ができれば、来春の選択肢がかなり広がるからね。その可能性がある馬だし、とても楽しみ」とコメントした。

 ファンタジーSをスムーズなレース運びで完勝したレシステンシア(牝、栗東・松下)。レースを振り返って、師は「ハミを替えた効果もあったと思うが、初戦と違って外へ張る面がなかったし、上手に運んでくれた。いい内容だった」と成長ぶりに笑みを浮かべる。次走は放牧を挟んで、阪神JF(12月8日・阪神、芝1600m)へ。意気込みを聞くと「レースに行くと敏感なところがあり、マイル戦では折り合いがより大きな鍵になると思う。まだまだ成長が見込めるし、次もいい走りができれば」と力を込めた。

 オキザリス賞を勝ったメイショウテンスイ(牡、栗東・南井)は、鞍上・武豊で兵庫ジュニアグランプリ(27日・園田、ダート1400m)を予定。(馬三郎栗東支局・塩手)

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