【POG】新馬総括10日 メデタシメデタシが直線一気V ダイワクンナナも快勝

 先週日曜日は東京、京都の2場で計4レースが行われ、京都ではメデタシメデタシがデビュー勝ち。東京では,名牝ダイワスカーレットの娘、ダイワクンナナが初陣を飾った。

 芝1400mの京都4Rは、ロードカナロア産駒の9番人気メデタシメデタシ(牝、栗東・大久保)が、牝馬限定のメイクデビューを制した。後方11番手から直線で外に持ち出されるとグングン加速。先行して粘り込みを図る2番人気キョウワディーヴァ(2着)を差し切り、1馬身半差をつけてゴールした。タイムは1分23秒1。近親にディープインパクトを持つ1番人気クロシェットは13着。中団やや後方のポジションのまま、見せ場なく終わった。「調教でいい感触をつかんでいたけど、実戦でより良さが出ました。最後も余裕がありましたし、いいセンスがある」と坂井は満足げ。大久保師も「距離が延びてもいい」と今後の活躍を期待した。(採点・★★★☆☆)

 同じく京都の5R(芝1800m)では、単勝1・8倍の1番人気グランデマーレ(牡、父ロードカナロア、栗東・藤岡)が、1分49秒7のタイムでデビュー勝ちを決めた。ジワッと先手を奪って、前半5Fを63秒0で通過。ラスト3Fをメンバー最速の34秒2でまとめ、楽々と逃げ切った。藤岡佑は「ケイコの動きから能力があるのは分かっていたし、スピードの違いで出たなりに前でレースを運びました。これから多頭数のもまれる競馬などをクリアできれば、さらに上を目指せる」と大きな期待を寄せていた。 (採点・★★★★☆)

東京では、5R(芝1600m)で名牝ダイワスカーレットの子が新馬勝ち。2番人気のダイワクンナナ(牝、父ノヴェリスト、美浦・国枝)が、1分35秒6のタイムで初陣を飾った。序盤から先行して3番手を追走。直線で3番人気エルメーム(2着)が先頭をうかがったが、その外から力強く脚を伸ばして先頭へ。後続に3馬身半差をつけて、悠々とフィニッシュした。北村宏は「スタートを出てくれて、流れに乗って運べました。最後もよく反応してくれたし、よく伸びてくれました」と高評価。今後の伸びしろも大きそうだ。(採点・★★★☆☆)

 続く6R(芝1800m)は、6番人気のコスモスタック(牡、父ロージズインメイ、美浦・堀井)が、1分50秒7のタイムでデビュー戦を勝利した。好位追走から3角で進出を開始し、4角を3番手で通過。直線に入ると鞍上・野中のアクションに応えて抜け出し、外から迫る11番人気スレプトン(2着)を鼻差でしのいでフィニッシュした。野中は「仕上がり早で気のいいタイプですが、まだフラフラしたり幼いところがありました。併せる形になるとさらにハミを取ってくれましたね」と振り返った。(採点・★★☆☆☆)

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