【エ女王杯】フロンテアクイーン好仕上がり 国枝師JRA牝馬G1完全制覇へ

 「エリザベス女王杯・G1」(10日、京都)

 勝負の時がやってきた。アパパネにアーモンドアイと、世に超のつく名牝を送り出してきた国枝師。両馬が稼いだG1勝利数は11に達したが、まだエリザベス女王杯だけは手中に収めていない。JRA牝馬G1完全制覇へ、円熟のフロンテアクイーンを送り出す。

 ここまで28戦して2着10回の善戦タイプ。あとひと押しを補うべく、師は枠順について「真ん中の偶数枠に越したことはない」と抽選前から話していたが、決定した枠順は絶好の5枠10番。「いいじゃん、真ん中で」と満面の笑みを浮かべた。

 輸送前日の8日朝は、美浦南の角馬場で軽くウオーミングアップを済ませて坂路へ。真一文字に駆け上がって4F63秒4-14秒8をマーク。「順調に来られているから。本当に元気いっぱいでいい感じだよ」と仕上げに納得顔だ。

 昨年の同レースは7着に敗れたが、「直線で前が壁になってスムーズに抜け出せなかった」と話す通り、力負けではない。前走に続いてコンビを組む津村にも「頑張ってくれるでしょう。人馬ともにG1初制覇だな」とエールを送った。惜敗はもうたくさん。この一戦で最高の結果を残すのみだ。

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