【エ女王杯】ラヴズオンリーユー自信満々 乗り込み豊富、態勢万全

 「エリザベス女王杯・G1」(10日、京都)

 無敗のオークス馬ラヴズオンリーユーが万全の態勢だ。注目の最終追い切りは6日、栗東坂路で単走。全くの馬なりだったが、これは予定通り。M・デムーロが騎乗した1週前リハで目いっぱい追われており、秋華賞を自重した不安はどこ吹く風。一気に古馬も撃破だ。

 どこからでもかかって来い!古馬相手にも臆することはない。無敗のオークス馬ラヴズオンリーユーが、万全の出撃態勢を整えた。

 当初は秋華賞を目指したが、放牧先で爪に不安が出たため早々に自重。無理をせずに、ここへ目標を切り替えた。その分、乗り込み量は豊富となり、1週前の栗東CWでのハード追い(6F77秒0-12秒0)は、見る者の度肝を抜いた。

 最終リハは予定通り栗東坂路。4F55秒3-40秒5-13秒1。全くの馬なりだったが、動きを見届けた矢作師は胸を張った。「指示は4F55秒。思い通りの動きだった。春に比べてプラス20キロぐらいの馬体重になるだろうが、カイバ食いがいいので成長分だと考えている。秋華賞を回避して、無理をしなかったのが良かったと思っている」と言い切った。

 まだキャリアは4戦だが、決して実績では引けを取らない。オークスでは、のちに秋華賞を勝つクロノジェネシス(3着)を完封。馬群の外を回って差し切った末脚は“圧巻”の一語だった。そして一気に古馬も撃破となれば、エリザベス女王杯が3歳以上となった96年以降、最少キャリアでのVとなる。

 トレーナーにとっては昨年のリスグラシューに続いて、同レース史上5人目の連覇が懸かる。そのリスグラシューは先日のコックスプレート・豪G1を圧勝。「厩舎はいい感じできている。ラヴズオンリーユーのセールスポイントは瞬発力。休み明けを心配する声もあるが、仕上がりはいい。期待している」。

 無傷5連勝での戴冠&厩舎の連覇へ-。世界を股にかけて飛び回る敏腕トレーナーが、熱く熱く、燃えさかっている。

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