百日草特別に注目!少頭数もディープ産駒ら濃厚メンバー(2日・POGブログ東)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお贈りするPOG情報。すでにデビューしてクラシック戦線を見据える良血馬から、これからのデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 アルテミスSのリアアメリア(牝、栗東・中内田)は強かったですね。筋肉量が豊富で牝馬らしからぬ力強さが目立ちました。行きたがる素振りを見せていましたし、距離はマイルくらいが一番合っていそうなイメージ。次走は阪神JF。ウーマンズハート(牝、栗東・西浦)との対決が楽しみですね。2着のサンクテュエール(牝、美浦・藤沢和)は相手が悪かったとしか言いようがない内容。ただ、これからもっと良くなりそうな雰囲気がありますし、来春までにどれくらい成長してくるか期待しています。 

 日曜の東京新馬戦(芝1400m)を勝ったアカノニジュウイチ(牝、美浦・尾関)も鮮やかな内容。抜け出す時の脚が速く、先々が楽しみになりました。次走はいくつかプランはあるようですが、正式にはこれから決めるとのこと。

 日曜の東京新馬戦(芝1800m)はキタサンブラックの全弟エブリワンブラック(牡、栗東・武幸)が出走して注目のレースとなりましたが、勝ったのが兄を管理していた清水久厩舎の牡馬、トウケイタンホイザ。鞍上は兄が菊花賞を勝った時の北村宏ですから、でき過ぎですね(笑)。師に「負かしちゃいましたね」と聞くと「出走馬が確定するまで同じレースに出走するの気づかなかったんですよー」と苦笑い。「それは嘘ですよね?」と聞いても「本当です」の一点張り。自身が管理していたトウケイヘイローの産駒だけに、本当に嬉しかった様子でしたね。おめでとうございます。

 今週は百日草特別ときんもくせい特別があります。出走が少なく、出走確定前は「もしかしたらどちらか不成立になるのでは?」と話題になっていましたが、無事行われることになって本当に良かったです。百日草特別はメンバーの濃い一戦となりました。オルフェーヴルの娘、ホウオウピースフル(美浦・大竹)、ディープインパクト産駒のブレッシングレイン(牡、美浦・木村)、ロードカナロアを父に持つタイムマシン(牡、美浦・手塚)と関東馬も粒ぞろい。結果が楽しみです。ちなみに、きんもくせい特別に登録があったショコラブリアン(牝、美浦・尾関)は赤松賞に向かうとのこと。同レースにはシャインガーネット(牝、美浦・栗田)も出走を予定しています。

 東京の新馬戦で強い勝ち方を見せたサトノクラウンの半弟フィリオアレグロ(牡、美浦・堀)は東スポ杯2歳S参戦のプランもありましたが、放牧に出ることになりました。(馬三郎美浦支局・木村)

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