【天皇賞】ダノンプレミアム抜かりなし 川田納得の4馬身先着
「天皇賞(秋)・G1」(27日、東京)
23日、重厚感あふれるフットワークで、ダノンプレミアムが栗東CWを駆け抜けた。僚馬オメガ(3歳1勝クラス)を0秒4追走し、直線入り口で内に潜り込むと、一気に抜け出す。最後は重心をぐっと沈めたまま、6F81秒8-37秒1-12秒2をマークし、4馬身先着を果たした。
2週連続で追い切りに騎乗した川田は納得の表情を浮かべた。「直線で促しながら、しまいをしっかり伸ばしました。先週少し余裕があったので、きょうは初めからしっかりやろうと思っていました。週末にも追っているからこれで大丈夫でしょう」。調整に狂いはない。
ダービー着後9月半ぶりに復帰すると、金鯱賞、マイラーズCと重賞連勝。前走の安田記念は16着に終わったが、スタート直後に他馬に寄られる大きな不利があり、決して力負けではない。
中内田師は「前走はプレミアムの競馬ができなかった。夏場を順調に過ごし、春からの成長もある」と巻き返しに燃えれば、鞍上も「前走は全力で走っていない。リズム良く運べれば」と力を込める。17年度の最優秀2歳牡馬が、輝きを取り戻す。