クリストフ・スミヨン騎手が日本で5年ぶりの勝利
世界の名手が東京で魅せた。2012年以来、7年ぶりにJRAの短期免許を取得して19日から日本で騎乗しているクリストフ・スミヨン騎手(38)=ベルギー=が、21日の東京7Rを7番人気ソーラーフレア(牡4歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)で快勝。日本では2014年のジャパンC(エピファネイア)を勝って以来、久しぶりの勝利となった。
ソーラーフレアは約1年3カ月ぶりの実戦。休養が長引いたため、スミヨン騎乗でも単勝人気は15頭立ての7番人気だった。しかし、好スタートを決めて2番手のポジションにつけると、最後の直線では逃げた馬をきっちりかわして先頭でゴールに飛び込んだ。待ちに待った勝ち星にスタンドからは大きな歓声が上がり、レース後はウイナーズサークルに大勢のファンが詰めかけ、サイン攻めにあった。
27日に東京競馬場で行われる天皇賞・秋(G1)では、神戸新聞杯を圧勝した皐月賞馬サートゥルナーリア(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)と初コンビを組み、現役最強牝馬アーモンドアイ(牝4歳、美浦・国枝栄厩舎)との激突が大きな注目を集めている。ワールドクラスの技術を駆使するトップジョッキーが、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。今から興味が尽きない。