【菊花賞】馬場状態から浮上するのはこの馬だ

 「菊花賞・G1」(20日、京都)

 京都競馬場のある京都府南部の日曜の天気予報は晴れ。土曜はいったん芝が稍重まで回復したものの、10R前から再び激しい雨が。当日、ある程度までは回復はするだろうが、パンパンの良馬場は到底望めそうにない。

 10RのトルマリンS(芝1800メートル)は1分48秒5で決着。稍重を思えば水準以上の時計は出ているが、先週に引き続き悪天候の中でレースをした影響もあり、芝は直線の内側を中心に荒れた部分が目立つ。直線は馬場の3、4分どころよりも外の伸びが目立っており、10Rを逃げ切ったリリックドラマも勝負どころは外に持ち出していた。

 基本的には差し馬場だが、ペース次第では前残りも可能。タフな芝のコンディションにも対応可能な馬を狙うのがポイントと言えそうだ。

 力のいる馬場で浮上してくるのがヒシゲッコウだ。出走馬で最も浅いキャリア5戦目だが、同じくパワーがなくては対応できない洋芝を経験済み。2走前の函館では稍重とさらにタフさを増した馬場で、強烈な末脚を放って快勝した。

 京都コースは初めてだが、異父兄のステルヴィオが18年マイルCSを制しており、血統的な適性はあるはずだ。父がロードカナロアからルーラーシップに変わり、距離の融通も利きそう。行き脚がつかないタイプではあるが、3~4角の下りでスピードに乗ることができれば、一気にG1タイトル奪取の可能性もありそうだ。

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